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蟻が10匹→ありがとう→赤井英和
       マロンです…
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       何、その覚めた目…
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           ちょっとくらい遊んでくれてもいいじゃない!

ふう~んと思った記事です。
MSN-Mainichi INTERACTIVE こころの世紀 「第35回国家と教育 精神科医・斎藤学」


さて、
<赤井英和 めっちゃめっちゃすきゃねん。>
と言ってくださった方、ここにつながるのです…

Amazon.co.jp: 「さくらこ ももこ―わが逝きし子らよ」 赤井 英和(著) 小学館文庫
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天使パパであるカズ君のお話です。泣きながら読みました。
天使ママである佳子ちゃんも登場します。
マロンママは「佳子ちゃん 談」好きですね。
誕生したばかりの"さくらこ"と"ももこ"の二人の娘はNICU(新生児集中治療室)へ運ばれていった。そしてわずか3日後、ももこが父・赤井英和の手のひらに包まれて散っていった。さくらこが生き抜いてくれることだけを願う、夫婦の苦悩の日々が始まった。だが7か月後、さくらこもまた、父の手のひらから天国へ召されていった。家族にキラキラと光る大切な思い出を残しながら。赤井がわが子を失った体験を初めて書き下ろす。

母親である佳子ちゃん、父親であるカズ君
それぞれの考え方との違いというものを感じました。
(違って悪いという意味ではないですよ。)

タルと重なる場面です。
ももこは人工呼吸器ではなくて、
人の手で、ももこの体に空気を送り込んで、
それで肺を膨らませて古呼吸させていた。
そして、「これを止めれば死にます」といわれた。
結局、ワシは首を縦に振るしかなかった。
ワシの承諾を得て、医師は処置するのをやめた。


これは父親であるカズ君が感じていることです。
さくらこの7ヶ月を通して、病院は、命を救うことが第一の目的 この子の命を救うためなら、一生のダメージが残ったとしても、それは仕方がない。一命は取り留めましたんですから…そんな感覚の違い
呼吸をして「生きる」と、より健やかで健康に「生きる」との間の隔たりを、病院にいる間中、感じていた。
今、一生NICUから出てこれない赤ちゃんがたくさんいると聞く。果てして結果が苦しい思いをさせるだけだったなら、病院で一生を生きて行って、本当にそれでいいんだろうか…ワシにはようわからん。

今でこそ、「赤ちゃんの延命治療中止」が新聞にものりだしましたが、
当時は、いや今も変わらないのかもしれませんが、
病院に対する遠慮というのも感じました。

地上にいる3人の子の教育論みたいなのも登場しています。

「佳子ちゃん 談」にこう書いてありました。
この七か月で、
夫婦としての愛情を赤井から一生分をもらったかなと思います。
あのとき、赤井にすごく支えてもらったこと、
あのときの彼の姿を見て、
今後、赤井にどんな不祥事があったにせよ
…たぶんあるでしょうから…
これから一生、赤井にもらったので、
チャラにしていけるなと思っています。

父親であるカズ君、母親である佳子ちゃんの
一生懸命になって思い悩んでいる姿というのを感じました。
そして自分に重ねながら読みました。
父親、母親の考え方が、それぞれでていてよかったですよ。

で、最後の言葉が

ありがとう、ワシの二人の天使 さくらこ・ももこ。




生まれてきてくれてありがとう、天使となった子 タル…
by maron415 | 2006-12-08 14:55 | 天使ママ お産 関連
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